【昆布ミネラル米の紹介】
発芽玄米の毒の抜き方・利点や効果
|白米と玄米の栄養素の比較|
【2020/9/30】更新
白米と玄米の栄養素の比較
【白米】 | 【玄米】 | |
ビタミン・ミネラル・食物繊維 | 少ない | 多い |
免疫ビタミンLPS | 少ない | 多い |
GI値 | 84 | 64 |
※「GI値」は血糖値を上げやすい食品の指数(ブドウ糖を100とする)
※「免疫ビタミンLPS」とは亜糊粉層(デンプン層とヌカ層の間にある膜)に含まれる菌の一部
【免疫ビタミンLPSにつて解説】微生物が多い田んぼが良い理由 【玄米の10の栄養と効果】完全食でスーパーフードの理由
グラフで見る玄米と白米の栄養素
ビタミン・ミネラル・食物繊維が【白米】は【玄米】の半分以下
玄米の栄養素を100%とした時の白米の栄養(参考資料:科学技術庁資源調査会)
ビタミン、ミネラル、食物繊維の役割
【最大のメリット】ビタミンBでダイエット効果
ビタミンB1 |
炭水化物をエネルギーに変える (ダイエット効果) 疲労を回復する |
ビタミンB2 |
脂肪をエネルギーに変える (ダイエット効果) 皮膚や髪の一部になる |
※ナイアシン(B3) |
統合失調症はナイアシン欠乏が原因 (栄養学の権威の一人ホッファー氏の言葉) |
ミネラル |
体の一部になる 細胞の浸透圧のコントロール(血圧を調整する) 細胞の働きを助け体を整える |
食物繊維 |
血中コレステロール、血糖値の急上昇を抑える。(糖尿病予防) 腸内に溜まった余分なものを吸着して排出する。 腸内細菌のエサ |
※まだ謎の多いビタミン。ナイアシンを多く含む食品の例として、たらこ、かつお、海藻類、きのこ類、レバー、するめ、落花生
発芽で玄米の消化・栄養価がアップ(特にギャバ)
【最大のメリット】食べやすく消化しやすくなる
【玄米】 | 【発芽玄米】 |
ヌカ臭い |
ヌカ臭さが消える |
消化しにくい |
消化・吸収しやすい デンプン→ブドウ糖 脂肪→脂肪酸 一段消化された状態に変化 |
【ギャバがアップ】ギャバの役割
血流量アップ |
脳の血流をよくし脳への酸素供給量を増やします 血圧を安定させる |
肝臓・膵臓 |
働きがアップ |
肥満防止 |
中性脂肪を抑える |
※リジンは体で作られない必須アミノ酸(9種)のうちの一つ。
玄米には発芽毒があるは本当か?
玄米は通常、簡単に発芽しないよう発芽抑制物質を含んでいるため以下の毒を含んでいます。
アブシジン酸
玄米の糠層に含まれる発芽を抑える物質です。温度や湿度で簡単に発芽しないよう玄米を守っています。
フィチン酸
※現在、玄米に含まれるフィチン酸のミネラル排出作用はないことがアメリで実証されています。フィチン酸は体にとって大切な物質で、ガンや心筋梗塞、脳卒中を予防することがわかっています。
アブシジン酸の発芽毒が「ある」「ない」に答えは出ていない!
専門家でもわからない
アブシジン酸の発芽毒は「ある」とする意見と「ない」と言う意見があります。現在、専門家でも統一された意見はありません。玄米に限らず、大豆などにも発芽抑制物質はあります。
特に気にしなくて良い
個人的には両方の意見がある場合、特に気にしなくても良いと考えます。何万人もの調査を行わないと体に対する影響はわかりません。
アブシジン酸の発芽毒をあまり気にしなくて良い理由
浸水させないと美味しく炊けない
玄米の表皮は白米に比べて硬いです。炊飯器で美味しく炊くにはどうしても浸水させておく必要があります。毒が有る無し関わらず、浸水させないと美味しく炊けないのです。
夏は8-12時間、冬は16-24時間程度浸水させる
ですので食べやすく、消化しやすくなるので「夏は8-12時間、冬は16-24時間程度浸水させる」で良いのでないでしょうか?
完全に発芽させなくてもプックリ胚芽が膨らむ程度浸水させれば、炊飯器でも美味しく炊く事ができます。
玄米食の方は長寿で健康
また、GI値の高い白米でガンや糖尿病にかかる人はいますが、玄米食で早死にしたと言うのは聞いた事がありません。むしろみんな健康・長寿な事からも毒より利点の方が遥かにあります。
玄米食の本当の利点
良く噛む習慣が出来る
実は、玄米食にして一番の効果は良く噛む週間が出来ることです。かまずに食べる玄米食より、良く噛んで食べる白米の方良いと考えています。胃腸にかかる負担も軽減されますし、唾液の酵素も活用できます。
【よく噛む事の重要性】限界まで追い込まれて初めてわかる!
糖質は歯周病の原因
何より糖質は免疫力を下げ歯周病の原因です。糖分がゆっくり吸収されるようよく噛むことが大切。最低30回できれば100回噛む事!
【血糖値の上昇が免疫を破壊する仕組み】玄米食が必須である理由
良く噛む習慣をつける方法
結論:一口ごとに箸(はし)を置くことです。誰でも簡単に出来ます。
玄米の毒を抜く方法、発芽させる方法
水につける時間は温度によって差があります。25℃でだいたいの18時間くらいが目安です。冬場はもっと時間がかかります。
玄米を長時間水につける
夏は8-16時間、冬は16-24時間程度浸水させる
水につけた後(発芽した後)、新しい水に変える
発芽すると、つけておいた水にブクブクの泡が出て濁ります。必ず水を取り替えてください。
どのくらい発芽させれば良いか
0.5〜1.0mmくらい発芽させる(プックリ胚芽が膨れれば大丈夫)
好みにもよりますが0.5〜1.0mmくらい、プックリ胚芽が膨れれば大丈夫です。私の場合は前の晩、水につけその日の晩に炊飯器をセットします。(浸水24時間)
発芽玄米は無農薬がオススメ
微生物が多い無農薬米
無農薬のお米の最大のメリットは微生物が多くいる事。微生物が多いお米は腸内フローラを豊かにします。腸管免疫が免疫の7割でとても大切。
【免疫ビタミンLPSにつて解説】微生物が多い田んぼが良い理由
無農薬なら安心
無農薬の玄米がオススメです。残留農薬は、お米の胚芽の部分に蓄積し易いためです。