真崎ワカメと他のワカメの違いの説明

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 真崎ワカメと他のワカメの違いの説明

ワカメの画像

ワカメの新物が出回り始めました。岩手産ですが他の海域の漁協さん早いですね。 南の海域のワカメほど早く出荷できます。私の住む田老漁協はまだまだです。 その理由と田老漁協の真崎ワカメのこだわりついて説明します。

ワカメの芽が出る時期は海水温が20℃以下になる10月位ですが、 南の海域ほど早く芽が出てきます。宮城県→岩手県南部→岩手県北部(田老漁協)の順

であれば他の海域からタネを持ってく来れば、 宮城県→岩手県南部→岩手県北部の順で、順番に収穫できるため増産できます。

他の海域の早いワカメのタネは、どの漁業者も喉から手が出るほど欲しい代物です。 しかしそこには、いくつか問題があります。

病虫害の問題

海にはその海域にあった生物が住んでいます。それをワカメと一緒に持ってくると 今までになかった病気の発生のリスクが高まります。 ヒアリの問題が話題になったりしますが、外来種を自分の海に持ち込む様なものです。

昔からある地種のワカメが消えていってしまう

自然に生息する地種のワカメは、早く芽を出すワカメ、病気に強いワカメなど 多種、多様のワカメです。 そうする事で極端な環境の変化があっても、全滅しないで生き残ることが出来ます。

他の海域からタネを持ってくると収穫するには便利ですが、 昔からあるタネが消えていってしまいます。

真崎ワカメのこだわりはタネが全て地種

真崎ワカメのタネは全て地種を使います。 自分で採苗し自分のタネは自分で作るため、 代わりのタネが無く失敗できない難しさがあります。 しかしそうすることで、地元に昔から生息するワカメを守っています。


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