【漁協の摂待・水沢地区座談会】ウニ・アワビの今後

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 【漁協の摂待・水沢地区座談会】ウニ・アワビの今後

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【2020/2/6】

田老漁協の摂待・水沢地区の座談会が開かれました。雪降りでしたが、たくさんの人が出席されました。

田老漁協は岩手県でも縦に長い漁協で、北は摂待、南は樫内(かしない)と大きく10地区あります。

その中の、摂待・水沢地区の座談会です。みなさんの関心はやっぱりウニ・アワビ漁についてですね。

アワビの収入は多い人で100万円以上になるため真剣に話し会います。


【震災後のアワビの水揚げは半分くらい減】


どの漁協もアワビの水揚げは減っています。県南ほど深刻で、昨年は1回も出漁しない漁協も多数ありました。田老漁協は計3回出漁しましたが、昨年より水揚げは減っています。(去年は4回出漁)


【アワビ水揚げ減の要因はさまさま】


原因はいろいろありますが、大きく以下の通りです。

1.放流出来ない年が震災後続いた

2.エサとなる海藻が減っている

3.出漁する船数が減っている

放流数・出漁する船が減れば水揚げが減少するのは当たり前ですが、実際の海の感じでは、自然のアワビが少なくなっているのは確かです。おそらく、エサ不足が深刻ではないかなと個人的には思います。


【1個のアワビを大切にする取り組み】


田老漁協では船にステッカーを貼って、1個のアワビを大切にする取り組みを行っています。

1. 9cm以下のアワビにカギをかけない

2. 誤まってかけたらすぐ逃す

この取り組みで1個のアワビを大切にする運動を呼びかけています。基本的には放流に頼らず、天然のアワビが自然産卵し資源が増える事が大事です。


【来年以降期待が大きい理由】


震災後の放流貝が漁獲サイズ9cmになるのが来年です。来年以降が期待されます。


【若い人はアワビに出漁した方がいい理由】

サラリーマンの若い人で、結構アワビ漁に出ない方がいます。今後、高齢化により船数が減っていく事から、一人一人のアワビ漁獲量は増えていくと思われます。 今のうちに出漁して経験を積んでいた方がいいですよ。

私達、漁業者も新規就業者を育てていく事に力を入れなければなりません。なんだかんだ言っても今後の漁業は儲かります。漁業者が減る分、漁場は空いてきますからね。

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