写真:突っ立ち付近でロープが沈みこむ
ワカメ収穫も中盤戦に突入
真崎ワカメの収穫も中盤戦に入りました。ここからアンカーに近い「突っ立ち」の部分を重点的に収穫していきます。
アンカーに近いだけあってなかなか浮いてこないし、危険で難しい所です。
図:田老漁協HPより
小さい船は、波(うねり)で簡単に転覆する
転覆の経験がない以上、人づてで聞いた話から想像するしかありませんが小さい船は簡単にひっくりかえるのだそう。
図のコンクリートブロック真上の「突っ立ち」部分に船を固定し3mの波が来た場合、「3m分」船が沈みこむことになります。このとき船の重さが引き込まれる力より軽かったら、船は転覆します。よって、船の荷が重いほど転覆し難くなります。
なるべくワカメを積んだ状態で、突っ立ちに挑むのが望ましい。
「突っ立ち」の怖さは転覆した人しか分からない
この突っ立ちのワカメ収穫で、船の転覆は聞いたことがありません。実際に転覆した人しか本当の怖さは分かりません。
なるべく船の荷を重くし、ウネリが無い時を狙って挑むしか良い方法はありません。
そして、「突っ立ち」は潮の流れ次第でドンドン沈んでくる為、挑戦する時は1秒でも早くワカメを刈り取ることを第一に考えます。
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