4月に入りワカメ収穫も最終戦になって来ました。最大の難関「横張りの攻略」です。
「横張り」とは名前の通り、横に張ったロープのこと。
通常は1本50mのワカメを刈り取っていきます。その50mを横で押さえているのが「横張り」です。
なので10m間隔で連結部分がやってくるという、厄介極まりない代物。10m毎にロープをまたがなけれならず、とても非効率です。
あまりに大変なんで、最近は誰もワカメをまかない!育てない!取らない!
という、三拍子そろった嫌われもの「横張り」。ですが、
海の仕事は、単価、水揚げの変化が大きい為、少しでもメーター数多くワカメを巻いておくことが、リスク回避になります。
潮が速いと、行ったり来たりしてもう大変。
特に大潮(満月・新月)の日は、経験的に潮が速くなりますから、夜中行ったのに
ロープが浮いてない!、重くてあげられない!
という日もあります。
結局、たかだか10mのワカメをとるのに、3日間かかったりします。
そりゃー誰もまかないわー。
ごもっともです。グーのねも出ません。
厄介なワカメとりですが、明日は風も南西で、船の向きも「横張り」とるにはもってこい!
運も味方しています。明日は気合い入れてチャレンジ!
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