写真:ここから断線
前回の南岸低気圧で被害が出ていました。横張りの断線です。
横張りロープはワカメの50mロープをつなぐ、キモとなる部分です。シケの時には普段の何倍もの力が加わるため通常より太いロープが使われます。
早めに復旧させないと、連鎖して他のロープも切れていきます。えらいこっちゃ。
切れた場所に借りづなぎ
作業内容としては、元の場所に借りづなぎすれば良いだけです。いたってシンプル。
所がどっこい。セットの要となる部分のため少しでも潮が効いていると、ロープを引き寄せるのにびくともしない!お手上げです。
とりあえす、切れた先端を見つけないと。
切れたらしいロープをたぐり寄せます。ワカメがびっしりついているので重い!
しかし30cmずつ「えっちら、おっちら」休憩挟んで、えっちらおっちら・・・。なんとか、なんとか、10mたぐり寄せた!
オーマイガー!反対側だったー!
横張りは二股に分かれてますので、切れてる方を引っ張らないとダメだった・・・
戻って、ひっぱり直す。
さっきどっち引っ張ったけ?
あー・・・・またやり直し!10mワカメの付いたロープをひっぱり直し。今度は「印」つけとこう。
さっき引っ張ったロープがわからないので、1/2の確率に再チャレンジ。えっちら、おっちら、10m引っ張る・・・・がまた外れ。
三度めの正直、印のおかげでなんとか先端を見つける!この間、時間にして4、50分
切れたロープの先っちょが見つかれば、こっちのもの。重いワカメの付いたロープも、機械の力でグイグイ引き寄せる。便利な時代になったもんだ!
なんとか、借りづなぎして無事復旧。運良く一人で出来ましたが、潮が効いてなかったおかげです。本当は2、3人でやらないと大変です。
横張りは馬鹿にできません。タタリがあります。
でも、大きな被害にならないうちに復旧できて、「ほっと一安心」
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