作業日【5月7日】
プール育苗のやり方です。
有機栽培では殺菌剤は使いません。その代わり水を使って苗の病気を防ぎます。
苗の主な病気はカビ菌によるものなのでプールを作り、水をはって苗を育てます。
これでほとんどの病気を予防できる優れもの。
この一手間で水やりも不要になるので
一石二鳥です。
まずは、プールを作る土地を平にします。
高さが揃わないと苗が均等に水に浸かりませんからね。
写真のメカは離れた場所でも、高さを一定にする時使います。サイフォンの原理です。水の高さが合えばブザーで知らせてくれます。
毎年使い方を忘れます・・・どうやって水入れるんだっけ?
口で水を吸い込み、管の中をみずで満たします。吸う方のバケツは高い位置にした方が吸いやすい!
高さ調節はレーザーの方を買えばよかった!
毎年思います。
4点の高さを同じにして水糸をはる。
これができれば90%出来たようなもの
失敗したら無残です。プールの水を捨ててドロドロの土の上で測り直しになります。
これだけは慎重に!
水糸を基準にし板の高さに合わせながら、土を削っていきます。
ここまでが一苦労。慣れないのもあり結構時間かかります。所要時間1〜2時間。
土地が平になったら枠を作り、草防止に黒マルチを張ります。
風の日はご法度です。黒マルチがぶっ飛んでいきます。
ビニールを張り苗箱を並べます。ふーっ、もう一息。
【水平よし!】 【ビニールの穴無し!】 【芽出しも順調!】
【放水開始!】
三年前は苦労したプールづくりですが、だいぶ上手く出来ました。
苗が気持ちようさそうに浸かっています。
水が病気を防ぐ事を発見した、昔の人はすごい。感謝!
水が保温の役目もします。霜が降りる日も大丈夫。
これで毎日、苗を見に行くのが楽しみになります。
ここから約一ヶ月、4〜5枚の葉っぱになるまで大事にそだてます。
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