田植え前の準備。苗を植えるため、土をトラクターで練って行きます。田植えとその後の水深管理に重要です。
【荒代=土台づくり】【植え代=お化粧】がある。
「荒代」は「荒ねり」とも言いますが、田んぼの土を荒く練り「土台作り」
「植え代」が「仕上げ」とも言い、田んぼの「お化粧」です。
【荒代の注意点】
荒代は「深さ10cm」ほど「深め」に練る
やりすぎない。練り過ぎない
トラクターが傾いたら止まって水平確認
「植え代」に向けての土台作りで、なるべく荒く平らになるように仕上げます。やりすぎるとドロドロになって稲が酸欠になるので手早くすませたい。
そのためには、どこまでトラクターで練ったかが分かるよう、水は少なめで行う。
水が多すぎると、うまく土と混ざらないし、田んぼの高低差も分からない。
水の量で全て決まる
写真の田んぼは少し少なめです。微調整のため、なんども水管理に行きます。
【植え代の注意点】
荒代は「深さ8cm」ほど「浅め」に練る
丁寧な代掻きは必要ない。
トラクターのスピードもカタログ値より3、4割早く
今の田植え機は性能が良いので、昔のようにドロドロにしなくてもしっかり植えてくれます。田植えする深さ分「浅く」「表面だけ」ねんどのようにトロトロにします。
【最終的に】
最終的に「植え代」が終わったあと、水位が1、2cmくらいになるようにする。
これで田んぼの高低差も確認でき、うまく田植えできる田んぼになります。
とにかく、水の量で全て決まる!
二度目は「自分に言い聞かせています」
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