去年はこの田んぼに小学生に田植えしてもらいました。みんな喜んで田植えしてました。その裏、「手直し作業」で大変。
田んぼに「正条植え」と言って縦に30cm横に30cm間隔で網の目の線を引いていきます。
その線が交わっているところに苗を3本とって植えて行きます。
田植え自体は1時間で終了。めでたし、めでたし・・・とはいかなかった。
その後、手直しで3時間
深く植え過ぎている苗
曲がっている苗
全く植えていない列
本数が足りない
苗をとる時、葉っぱを引っ張ってしまう
田植えって難しかったんですね。
低学年には大人がついて教えてあげればよかった。5、6年生になれば大丈夫です。
子供達のはしゃぐ姿が懐かしい。
これから日本の農業を背負ってたつ人達ですから、小さい頃から体験させてあげたかった。
米作りをした事がない人は、なかなか分からないことがたくさんあります。
水路の修復
成苗の立派な苗を作り
田んぼの修復。くろ(あぜのこと)を塗る。
田んぼの代かき(田植え前の土をねる作業)
田植え
機械除草、手取り除草、米ぬか除草
中干し(無農薬ではやらない)
追肥、穂肥
稲刈り、天日干し
そして、毎日の水管理
無農薬でやると本当に「八十八」の手かかかります。だから漢字で「米」と書きます。
手をかけるほど、百姓の技術が上がるほど、稲は素直に答えてくれる。
無農薬の米作りは「田んぼが楽しくて、楽しくてしょうがない人」がやる、ちょっと変わった農業です。
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