バケツが種もみ(ほとんど残らない)。右がクズ米の量。
亀の尾という米品種を知っていますか?幻の米と言われ、ほとんど栽培されていません。品種改良されていない米の原種です。
2年ほど前から亀の尾という品種を育てています。種もみが手に入らないため、玄米から育苗しました。
このお米は原種というだけあって、生育が他の品種と全く違います。
稲の背丈が1.3倍
もみ数が1.3倍
野生種の生命力に満ち溢れています。
2年ほど栽培しましたが背丈が高いので天日干しには不向き。ハセがけのとき干す竹の高さが必要。低音に弱くクズ米が出やすい。
など、いくつか難点があります。
手に負えないというのが正直な感想。あまりに大変で、去年栽培して一度あきらめたのですが、・・・・
亀の尾の「無肥料栽培できる」というメリットを捨てきれない!
という訳で少し育ててみようと思います。「無肥料・直播」の可能性は残しておきたい!
ちなみに、九州熊本だと化学肥料を使った田んぼが9俵540kg。無肥料栽培が6.5俵390kgだそうです。
とすると、岩手県沿岸だと化学肥料が8俵480kg。無肥料栽培が5.8俵348kgくらい取れるという事です。
食べた感じは原種だけあって淡白な味わいです。玄米で食べるのであれば、こちらが良い気がします。
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