ポケットマルシェのSNS活用するためのウェブセミナーに参加した感想です。
ポケマルは「農家・漁師」とお客さんをつなぐアプリです。
SNSのツイッター、フェイスブック 、インスタグラムは農家、漁師には必須ツールになりつつあります。
SNSで農産物、水産物の生産現場を発信する事で、より具体的にお客さんになぜその商品を売るのか理解してもらいやすくなります。
また、お客さんも直に生産者の顔が見れるので安心して購入できます。
ただ、その発信の仕方がとても難しい。どう言う感じで紹介したらいいのか、まだまだ分からない生産者が多数です。私もその一人。
参考例として「みかん農家のYouTube動画」を取り上げます。
みかんは高低差のある山あいで栽培されるため、上から下までみかんを運ぶのにトロッコを使います。
動画をyoutubeに投稿したが、ほとんど見られなかった。ただ、ある方法を使ったところ「20万アクセス」!!!
その驚くべき仕組みとは、
2分の動画を倍速でスピードアップ。
コメントをテレビのテロップのように流した。
まるで自分がトロッコに乗っているような感じになり、臨場感が見る人に伝わった。
その結果、そこのみかん農家にアクセスが集まり飛ぶように売れるようになった。
簡単ですが、こんな感じです。
いま、農家・漁師は作るのは当たり前で、いかに売るかの勝負が始まっています。
もちろん、お客さんにもメリットがあって、その生産物のことをより知る事で味も変わるし笑顔にもなれます。
例えば米をとっても、化学肥料を使った慣行栽培と無農薬栽培では天と地ほど違う。
育苗から草取りから土作りまで、農家一人一人の力量が問われるのが無農薬栽培。もっと言えば、
農家が農薬と化学肥料で、虫や生き物殺し、海を汚し、土の中の微生物を殺している現実。
一般の農家が「米作りはお金にならなくて、先祖代々の農地を休ませたくない一心でほぼ強制的にやっている」のに対し
私なんかは「生きがいとして、喜んで・楽しんで・人生をかけて米作りをしている」
どっちの米に価値があるのでしょう?
それを伝える方法を模索して悪戦苦闘中ですが、またそれも楽しかったりします。
昔は、仕事がなくて農地がなくて荒地の山を汗水流して開墾・開拓しました。
いまは、汗は流さないけどいろんな勉強をしてSNSの荒地を開墾しなきゃならない。
まさに、形は違えど時代は繰り返しているわけです。
そして、何十年もすればまたSNSも古い産物になり、新しく開墾・開拓しなくちゃならない時代は必ずくると思います。
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