通常は右側のロープに種付する
【2020/7/26】
コンブ根腐れの原因
23日のブログで、コンブの減産の原因の一つ「コンブの根腐れ」について考察しました。原因はコンブの根はりが弱い事。どうしたら根はりを強くできるか?
ロープはよれがかかっている(根ばりが弱い原因)
ロープが根はりが弱い原因
通常はロープに3cmほどに切った種糸を挿して種まきします。この方が早くて楽だから。欠点は「よれ」がかかっているので、根はりは弱くなってしまう。
対処方法は大きく三つ
タガを使う(写真左側)
地種を使う
浮力を強くする
タガを使うメリット
タガはワイヤーをさらに三本編み込んだもの。硬くて種を巻き(刺す)にくいのが欠点。とても硬いので粘りは最高です。昔は使われていましたが最近はほとんど使われていない。
地種を使うメリット
地種は田老の海にもともとある「メノコ」コンブのタネの事。田老の海は波も荒いため、地種の根ばりはとても良い。欠点は実入りが少し遅れる事。
浮力を強くするメリット
浮力を強くする(浮き玉を大きくする)と根の張りも強くなる気がします。欠点は「しけ」に弱い事。
どれも一長一短がある
どれもメリット、デメリットがあり漁業者の好みで選択します。実入りを優先して良い物を取るか?根張りを優先して安定度を取るか?悩みどころ。
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