微生物を使ってもみ殻を腐らせる!
【2020/8/13】
微生物農法と聞いてオカルトだと思っていませんか?
田んぼや畑に微生物がいれば「肥料がいらない」「農薬がいらない」と聞いて、オカルトだと思っていませんか?私もつい数ヶ月前まで「怪しい」と思ってました。
だって、作物が育つには窒素・リン酸・カリの「栄養源」が無いと育たないというのが常識だから。
でも、もそんな常識が通用しない世界になってきてます。
2014/6/24 飯山一郎氏のブログ記事から
「農業の時代」がきているようである。今の日本は農業に関係のない人も、農業に関心のなかった人も、農業のことを知っておくべき時代になってきている。
もう6年も前の記事です。こちら↓
玄米常在菌の培養
米の研ぎ汁に黒蜜(砂糖も可)、自然海塩(ミネラルがある塩)を数パーセント入れておくと米の乳酸菌・麹菌・酵母が発酵して増殖します。それを畑に振りまくだけで作物が作れてしまう。
土も健康になりフカフカになっていく。
その他の微生物農法
【えひめAI】
【光合成細菌】
順番に培養実験
一番簡単で有名なえひめAIから挑戦していきます。続いて玄米常在菌の乳酸菌・酵母の培養。最後に光合成細菌。
最終的な目標はどれが一番「もみ殻」を早く腐らせる(発酵)ことができるか見てみます。秋に大量に出るもみ殻はとても腐熟し難く、腐らせるのに数年かかる厄介な代物。
乳酸菌や光合成細菌プラス米ぬかを使うと1ヶ月から3ヶ月で腐熟できる。これを次年度の肥料に使いたい。微生物をたくさん培養しながら。
まさに農業革命
微生物で作物が育つ理由は、乳酸菌・酵母・光合成細菌がそれみずから有機物を分解し栄養を作りだす。微生物同士が連携して作物を育てる。
どんどん見つかるチッ素固定菌
最近になって様々なチッ素を固定する菌が見つかっている。チッ素固定菌、大豆の根粒菌は有名ですが、色々な植物にもいる事が分かってきた。
なんとカブトムシの腸内細菌にもチッ素固定菌もいる。
だって、バーク(木の皮)食べるだけで、あんなブヨブヨのタンパク質だらけのゴイゴイ(カブトの幼虫の地方名)が育つんだから。
やっぱり腸内細菌が大事だし、田んぼの土も一緒ですね。
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