ブログ『海藻パワー田んぼパワー』海と田んぼの作業日記
【何かが違う】チッソ肥料と過密栽培
【2020/10/05】
右と左の稲。何かが違う。
どちらも化学肥料で育てられた米。右の方が実って見えます。収量で1,2割多く取れそう。それに比べると左は何か物足りない。 でも実際は違います。近ずくとよくわかる。
こちら側が右
粒がそろってなく、実の色も若干薄い。
こちら側が左
粒が揃っている。実の色も黄色でそろっている。
葉色が全然違う!
右の方は葉が白く枯れちぢれている。左はキレイな黄緑色。右の米は葉が枯れて、最後まで「もみ」に栄養が行き渡らなかったのだと思う。
原因はチッソ肥料過多
右はチッソ肥料が多過ぎたんだと思う。7月の追肥が後々まで効いてたくさん「分けつ」し過密に。風通しも悪く病気になった。
左はチッソ肥料が効き過ぎず分けつも抑えられ、適度に風通しも良く病気にならなかった。
使い方が難しい化学肥料
今年の稲は倒伏も多く、病気見られる。チッソ肥料は「即効性」があるので、一気に効果が現れる分、抑えが効かない。使い方が難しいのだと思う。
密植、肥料過多は農家の苦労が増えるだけ
化学肥料の使い過ぎは後々まで効いて、「倒伏」「病気」を呼ぶ。良い事無い。
農林水産ランキング