【2020/11/06】
アワビ取りの準備
11月に入るといよいよ「アワビ取り」が始まります。アワビ取りは漁師の冬のボーナス、もちろん時間内で取りホーダイ。期待が膨らむ冬の締めくくりです。 漁の途中でトラブルはボーナスに響きます。たくさん取る漁師ほど、準備を念入りに行います。今回は、以下の準備をしました。
1.シナイとカギの取り付け
2.スラスターの修理
3.菊の花を買う
たけにシナイを固定する
カギのついた青いプラスチックの「シナイ」を竹に固定します。「シナイ」は名前のどうり「しなって」「曲がって」アワビにカギを引っかけ易くするものです。 「ギュウッ」と細糸を引っ張ってきつ〜く締めます。青色は深みでもカギの向きが分かるように、色を塗っています。
スラスター(かじおし船外機)
船の向きをかえる小型船外機。24Vのバッテリーで動きます。これがないと3時間一杯アワビ取りするのはキツイ。
スラスターの修理
締め付けネジのとってが折れたのでネジを差して修理。スラスターもだいぶ傷んできています。
なぜ、菊を買う?
菊は視力を良くする効果があります。迷信かもしれませんが、昔からアワビ取り前には菊の花を食うのが慣習です。 こちらは「赤色」の珍しい菊の花です。あまり食べ過ぎれば体が冷えるのでほどほどに。
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