2019/12/05撮影 去年はだいぶ遅れていた
【2020/11/10】
なぜ、ここまで必死に種作りするのか?
ここまで必死にワカメの種作りするのには理由があります。岩手県宮古市にある田老漁協の「真崎ワカメ」は地種しか使えないからです。 昔から決まってます。よそから種を持ってきてはいけない。
地種には独自の歴史と味がある
地種は何百年もそこに生息していたワカメです。その地域に適した「根」「葉」「茎」「味」「風味」「歯ごたえ」になっていきます。 よそから種を持って来ればまるで別物になってしまう。
ワカメの種は買って来るのが当たり前
大抵、ワカメ種は買ってきて巻き込み育てます。そのほうが断然「楽」で「効率」が良いからです。南ほど早生種なので、早い種を持って来れば早く巻き込み、収穫できる。
失敗できない恐怖
よそから種を持ってこれないと言うことは、絶対失敗できないと言うことです。必死になって管理しないとなりません。
種作りにも歴史がある
種作りは何代にも渡って継承されていきます。なんども失敗チャレンジを繰り返してきています。種作りを最初の1からやると10年は楽にかかります。
一度途絶えると元には戻せない
種作りの歴史が途絶えてしまうと、取り戻すのにすごい年月がかかってしまいます。
ワカメ養殖、醍醐味の9割は「種作り」
ワカメ養殖の醍醐味「面白さ」の9割は種作りです。本当にむずかしい。毎年いろんな発見があります。ここで良いという事がない。 思い通りの種作りが出来るようになるまで、毎年繰り返す。
「改善」「改善」「改善」
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