ブログ『海藻パワー田んぼパワー』海と田んぼの作業日記
タネの管理中。パームを離したり、重りをつけたり、船の中で大忙し
【ワカメ作りに適した良い種場】温度と栄養塩
【2020/10/17】
ワカメ種苗管理
10月に入ると海水温が徐々に下がってきます。それに合わせてワカメタネの芽出し準備。海水温の下降に合わせて光を徐々に当てていく。 パーム(タネ糸)の水深を上げていく作業の始まり。ワカメのタネは海水温18度以下になると少しづつ見えてきます。
種作りに適した「種場」
どうも種場があるらしい。種場というのはワカメのタネ作りに適した場所。多分、大きな川があり大きい湾になっていて栄養塩が豊富な漁場。 岩手県宮古市田老全体でも、種の出る順番は毎年決まっている。
水温でタネの水深管理
漁業者はワカメ種の管理(水深調整)は基本的に水温を見て判断します。栄養塩も測ればベストなんだけど、海水温で栄養塩も大体予測できるから。
昨年その常識がくつがえった!
水温で大体の芽出し、種まきの予想をたてます。それが昨年はいくら待っても種が見えない!気持ちは焦る。18度をきって17、16、15度になっても芽が出てこない。 水温での予想だと芽出し・種まきは11/15あたりを予想しました。それが11/20になってもダメ。11/25過ぎてもイマイチ。
ちなみに例年は11月初旬に種巻きします。1ヶ月近くの遅れ!
栄養塩があれば水温高くても芽が出る?
昨年は栄養塩が全然なかったのだと思う。水温下がっても栄養塩がないと芽が出ない。という事は、水温高くても栄養塩があれば芽が出てくる?
そいう場所・地域が良い種場なんではなかろうか?
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