ブログ『海藻パワー田んぼパワー』海と田んぼの作業日記
白いのがタネ糸、先端の茶色が促成ワカメ種
【促成ワカメの成功判定】黒いか?白いか?
【2020/10/30】
促成ワカメ種の「成否」確認作業
促成ワカメ種が漁業者に配られたのが先週日曜日。4日経過。「生き残っているか?」期待に胸を膨らませ沖に確認に行きました。
促成ワカメ種は陸上の水槽で水温・栄養塩を管理し、人口培養したワカメの種苗です。この種苗を実際の海で1,2週間ほど慣らし、1cmくらいに育ててから種まきします。
大きな分かれ目
促成ワカメ種が成功するか、失敗するかは大きな問題。成功すれば通常のワカメの地種に比べ、一週間早く種まきできます。 地種の芽出しが遅れているため、促成ワカメ種を成功させて早く種まきしたい。漁師みんな期待と不安でいっぱい!
3、4日で成否がわかる
促成ワカメダネが成功するか、失敗するかは大体3日、4日でわかります。成功すれば「タネ糸が黒い」失敗すれば「タネ糸が白い」
ドキドキしなが引き揚げる
上手くいってるか?ドキドキしながら水深6mに下げてある促成ワカメを引き上げて見ます。緊張の一瞬!黒いか?白いか?どっちだ!
タネ糸が真っ黒
水深3mくらいで色付きのタネ糸が徐々に見えてきます。「おおっ!」真っ黒。
下げてある八本(400m分)のタネ糸みんな生きて「黒ぐろ」してます。確認した所、周りの漁師も良いようです。
2、3年ぶりの成功なるか?
ここ数年、促成ワカメの成功率は10%くらい。ほとんど失敗しています。久々に好感触得られてホットひと安心
農林水産ランキング